ETHIOPIA Nansebo Natural

初めての生産地訪問となったEthiopia、今回は滞在最終日のMoplaco社でのカッピングで特に印象に残ったナチュラルプロセスのご紹介です。

Moplaco社はクオリティの高いコーヒーを継続して作るために直営のCWS(Coffee Washing Station)をYirgacheffeとSidamoに所有しており、周辺の農家さんと協力しながら生産からプロセスまで一貫した管理を行っています。

また首都アディスアベバにドライミルを所有しており、生豆の劣化を防ぐために出荷の直前までパーチメントが付いた状態で保存しているそうです。
現当主のエレアナさんはコーヒーのクオリティだけでなく、コーヒー栽培に影響を与える環境問題やコーヒー従事者を取り巻く労働問題の解決にも尽力されています。Ethiopia滞在中はMoplaco社が出資している学校を訪問させてもらい、コーヒー農家の子供たちが教育を受けるための取り組みも見学させてもらいました。

今ロットはフローティング、色彩選別機、ハンドピックと3段階に分けてコーヒーチェリーの選別を行っており、選別後はさらにチェリーの熟度に合わせて色別に乾燥工程に入ります。

15〜21日かけて日陰で乾燥させたのち、倉庫で48時間冷やしながら追加で乾燥をかけています。

伝統的なナチュラルプロセスですが、チェリーの選別と乾燥に時間をかけることでエチオピア特有のフローラルで赤い果実を思わせる風味が存分に引き出されています。

地　域： シダモ県ナンセボ郡
生産者： 小規模生産者
精製所： Batu Kobo Trading PLC
精　製： ナチュラル
標　高： 1,950-2,300m
品　種： エチオピア原種

カッピングコメント
：ストロベリー、ピーチ、フローラル、ミルクチョコレート